
国内展示会レポート
2025年10月に開催された「メカトロテックジャパン 2025 (以下、MECT 2025)」。日進ProSOLとしては再編後初めての出展となりました。出展テーマは『つなぐモノづくり ~製造ラインの「点」から「線」、そして「面」へ~』。
本コラムでは企画担当として展示会準備から当日まで携わった立場から、今回の出展テーマやブースづくりに込めた想い、展示会を通じて見えてきた今後の方向性について振り返ります。
弊社ブースにお立ち寄りいただき、「日進ProSOLってどこの会社だろう?」と思われた方もいらっしゃったかもしれません。
株式会社日進製作所は2025年4月1日付で新たなグループ経営体制へ移行し「株式会社日進製作所グループ」に社名変更し、ホーニング盤に関する事業に加え、FAソリューション事業、自動化・省人化装置事業である生産システム事業を「日進ProSOL」として継承することとなりました。
旧日進製作所の京都府京丹後市の赤坂工場と、旧ヒカワ精工の島根県出雲市のヒカワ工場を有しています。
“ProSOL(プロソル)”とは、「PRODUCTION SYSTEM」と「SYSTEM SOLUTION」を組み合わせた造語です。
私たち日進製作所グループのルーツである製造[ ProDUCTION ]を起点に、情報システム[ SYSTEM ]を活用し、 課題を解決[ SOLUTION ]していく――そのような決意が込められています。
これまでも私たちはホーニング盤総合メーカーとして、高い信頼と評価をいただいてきました。その積み重ねの上にFAソリューションや自動化・省人化装置の知見を融合させ、より広い視点で「生産全体」を支えていく。
それが、日進ProSOLとして目指している姿です。
再編後、MECT 2025では初出展となった日進ProSOL。その出展テーマが『つなぐモノづくり ~製造ラインの「点」から「線」、そして「面」へ~』です。
高精度を担う「ホーニング盤」
「モノの流れ」と「情報の流れ」の清流化&自働化をする「FAソリューション」
人と設備の連携する「自動化・省人化装置」
日進ProSOLでは、この3つをそれぞれ独立した技術としてではなく、製造ラインを構成する「点」を結び、「線」として機能させ、さらに現場全体を「面」として支えるソリューションとして捉えています。
ホーニング盤総合メーカーとして培ってきた加工技術を起点に、FAソリューション、自動化・省人化装置までを自社一貫で手がけることで、設備単体にとどまらず、工程設計やデジタル活用までを含めた提案が可能になりました。
その姿を、今回の展示会で具体的な形としてご紹介しました。
ホーニング盤
スタンダードモデル G75型
FAソリューション
サガネ係長のSmart Factory
ホーニング盤はG75型のシミュレーター展示、FAソリューションは「サガネ係長のSMART FACTORY」のソリューション提案、自動化・省人化装置は現場のノウハウを詰め込んだ自動化イメージ模型。それぞれが主役でありながら3商材がワンチームであることを意識した展示構成としました。中でも印象的だったのが、初出展商材である「自動化・省人化装置」事業を代表して展示したお手製の自動化イメージ模型です。製造現場にとってなくてはならないテーマの"自動化・省人化"。多くの来小間者が足を止め、熱心にご覧になっていたのが印象的でした。
設備が主役になることの多い展示会において、形のないソリューションを模型にし焦点を当てた今回の展示は、まさしく今後の日進ProSOLとしての目指す姿を表していました。
この自動化イメージ模型は、弊社ヒカワ工場で自動化・省人化装置の営業に携わる片寄が、これまで現場で向き合ってきた課題や構想をもとに作成した模型です。その発想と背景について、片寄が振り返ります。
島根県出雲市に拠点を置くヒカワ工場では長年にわたる自動車部品メーカーとしての経験と技術を活かし、さまざまな生産現場において自動化・省人化等による問題解決を提供してきました。
今回が初めての合同出展ということもあり、3商材をどのように連携させて紹介するかが大きなテーマでした。
正直なところ、大型の装置を新たに製作して展示する時間的な余裕はなく、「何を見せれば自動化・省人化の考え方が伝わるかを考え続けた結果、これまでに製作してきた自動化装置や治具の要素に着目しました。搬送用コンベアやストッカー、治具、ロボットハンドなど、現場で実際に使われてきた要素を凝縮し、加工工程の前後を含めた自動化の流れを一目でイメージできるミニチュア模型として表現しました。
会場では、ホーニング盤メーカーとしての認知を起点に、加工の前後工程や周辺設備を含めた自動化の考え方について 相談を受ける中で、この自動化イメージ模型に目を留めていただく場面が多くありました。模型を囲みながら「これは何ですか?」という一言から会話が始まり、そこから具体的な工程や改善の話へと広がっていったことは今回の展示を通じて手応えを感じた点です。
製造現場には、安全性や品質、生産性、省人化など、さまざまな改善ニーズがあります。
一方で、費用対効果や優先順位の問題から、構想があっても具体化できずにいるケースも少なくないですよね。
ほんのこと すごと すちょーとこで 色んげなええことをやーたて 困っちょーかもっせんけど なかなかうまいこといかんでなー⤵と 思っちょーこともあーなら…
すみません、つい熱くなって出雲弁がでてしまいました💦
つまりは、そうした現場の想いに対し、構想段階から寄り添い形にしていくことで、お役に立ちたいと思っております!
業務の中でなかなかうまくいかないなぁと思う事、どんな小さなことでもご相談いただき、日進ProSOL ヒカワ工場がカタチにいたします!
今回のブースでは、来場者との接点づくりとして、協働ロボットが名刺と引き換えにカタログ入りバッグをお渡しする企画も実施しました。協働ロボット自体は直接弊社の商材ではありませんが、自動化・省人化への取組をイメージしていただくきっかけの一つとして位置づけました。
結果として、多くの方に足を止めていただき、会話のきっかけを作ることができました。「まず日進ProSOLという会社を知ってもらう」という意味で、名刺代わりのブースとして役割を果たせたのではないかと思います。
これまでロボットは、柵の中で人に代わって黙々と作業するイメージを持っていました。しかし今回の取組を通じてロボットは人の仕事を置き換える存在ではなく、人の仕事を支え、広げてくれる存在であることを改めて考えるきっかけとなりました。
人は考え、判断する。設備は正確さと再現性を支える。その点を結ぶことが私たち日進ProSOLの役割であり、総合ソリューションビジネスであると感じました。
高精度を担う「ホーニング盤」
「モノの流れ」と「情報の流れ」の清流化&自働化をする「FAソリューション」
人と設備の連携する「自動化・省人化装置」
それぞれ独立した技術でありながら、高精度化・自動化が求められる現場では、もはや単体だけでは完結しないケースも増えています。
3つの技術がつながることで、想像もしなかった答えが生まれる――私たちは、その可能性に確かな手応えを感じています。
そうすることで様々な「点」がつながり、今までにないモノづくりができると信じています。
新生日進ProSOLにご期待ください!
多くのお客様に弊社ブースにお立ち寄りいただき、こうして盛況の内に終了することができましたのもお力添えくださった皆様のおかげです。
心より感謝申し上げます。
今回出展した技術・ソリューションの情報をMECT 2025 特設サイトにて公開しております。是非ご覧ください。
MECT 2025 特設サイトはこちら
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