国内展示会レポート
2024年11月5日から10日までの6日間、「東京ビッグサイト(東京国際展示場)」で開催されたJIMTOF2024に人生初参加いたしました。今回は「国内展示会レポート」としてJIMTOF2024の様子をご紹介!
入社7か月、配属されて4か月の私、2024卒新入社員が初めての出張に行ってまいりました。行き先はJIMTOF2024!アメリカのIMTS、ヨーロッパのEMO、中国のCIMTと並ぶ世界4大工作機械見本市の1つにも数えられる大舞台です。無事に帰ってこられるのだろうかという不安を胸にいざ東京へ!
出張に行く前、東京までの移動手段や東京でのホテルを探すところから始まりました。移動手段はすぐに決まりましたが、ホテル探しは難航しました。会期中は社内の参加メンバーと同じホテルに泊まる予定だったので、問題ありませんでしたが、準備期間中のホテルがなかったのです。会場の近くのホテルはほとんど埋まっており、空いているのは高級ホテルのみ。新入社員の私には到底泊まれるはずがありません。
そこで、少し会場から遠くなりますが、都内のカプセルホテルに泊まることにしました。あまり大きな物音を立てられないので、アラームをマナーモードにして就寝しました。その結果、遅刻しないようにと思うあまり1時間おきに目が覚めてしまいました。次の出張では、必ず早めにホテルを取って、ゆっくり休めるようにしようと思いました。
人生初、出展者側での参加ということで、まずは出展準備からご紹介!
超高速ホーニング盤を運び入れるため、11月1日に会場を訪れました。初めて見た東京ビッグサイトの大きさにはびっくりしましたが、中に入るともっと広い!迷わずにブースにたどり着けるか心配でした。
ですが、そんな心配とは裏腹に私たち、日進製作所のブースは東ホールの入り口すぐ!これなら迷う心配もありません。東ホールの中はまだまだ設営途中のブースが多く、どんどん出来上がっていく会場に胸が高鳴りました。
皆さんはどうやって各社のブースまで大きくて重たい機械を運び込んでいるかご存知ですか?なんと機械を積んだトラックが会場の中を走り、ブースの近くまで入っていたのです!私たちのブースの横ぎりぎりを大きなトラックが通り過ぎる光景は何度見てもひやひやしました。
機械を設置した後は、パンフレットやツール、砥石などの展示物の準備に大忙し。細かなブースの仕上げや音響の調整などを行っていると、気づけば11月5日。
いよいよJIMTOF2024開幕です!
完成したブースの様子
展示した制振治具、ツールの様子
準備中は広い会場の中にまばらに人がいる程度でしたが、会期中はまったく違いました。駅から会場までの道にはスーツケースを持った人たちでいっぱい!さらに東京ビッグサイトの前には大勢の来場者が待機していました。いよいよ始まるんだというワクワクとしっかりとお客様の対応や説明員のサポートができるだろうかという不安の中で、私にとって初めてのJIMTOFが始まりました。
開場と同時に多くの人が流れ込み、会場はすぐにいっぱいになり、準備中は寂しそうだった会場も大きな賑わいを見せていました。盛り上がる会場に不安が大きくなり、緊張しましたが、お客様が多かったため、忙しく動き回ることになり、次第に緊張もなくなっていきました。
開場を待つ来場者
海外からの来場者も多く、主催者発表によると海外からは225社が出展、10,423名が来場したようです。特に2日目は中国からの来場者が多く、用意していた中国語のカタログが足りなくなり、追加で送ってもらうほどでした。しかし、送ってもらった中国語のカタログも会期が終わるころにはほとんどなくなっており、少なくなったカタログを見て、多くの方にお越しいただいたことを実感しました。
また、会場では同じく出張で展示会に来ていた大学時代の友人と偶然再会しました。互いにどのような業界に就職したのか知らなかったため、本当に驚きましたが、久しぶりに会うと懐かしい気持ちになりました。まさかあんなにも広い会場で出会えるとは、不思議なつながりを感じました。
海外からも多くのお客様が来場していました
私たち日進製作所のブースでは、当社の最新設備「超高速ホーニング盤」の実機を国内初お披露目!さらに、1日に2回、11時半と14時にセミナーを行い、セミナー後には実演加工も実施しました。
ブースが入り口から近いこともあり、開場後すぐに多くの人がお越しくださり、あっという間にブースは満員に!このまま1回目のセミナーも満員になるかと思いきや、現実はそううまくはいかず、1日目のセミナー参加者は約10名ほどでした。しかし、2日目・3日目と日が経つにつれ、参加者はどんどん増加。JIMTOF2024全体でも最大の盛り上がりを見せた4日目には急遽3回目のセミナーを行うほどでした。最終的には、6日間で900人以上の方々にブースへお越しいただき、セミナーには約200人もの方々にご参加いただき、大盛況となりました。
1日目は人が少ないですが…
3日目には大盛況に!
セミナーが始まる前には演台やいすを出して、アンケートを配り、セミナー中は登壇者のかっこいい姿を撮影するなど忙しくしていたため、すぐに1日が過ぎていきました。
ブースには様々な方にお越しいただきました。国内からの来場者や海外からの来場者、定年退職後の方や学生の方など、本当にいろいろな方々に日進製作所のホーニング盤をご覧いただきました。中には、私たちが配信しているメールマガジンがきっかけでJIMTOFにお越しくださった方もいらっしゃり、いつも楽しく読んでいますと言われた時の嬉しさは一生忘れません。
また、当社のブースの近くには、当社と同じホーニング盤メーカーや競合設備である内径仕上加工機メーカーが集まっており、同じ設備の企業が集められているような印象を受けました。ホーニング盤メーカー同士で多少の交流もあり、お互いにホーニング盤業界を盛り上げていこうというお話をしました。
セミナー後には多くの方から質問や意見をいただきました
JIMTOF2024では多くの方と交流の機会がありました。社長をはじめ、重役の方とお話しする機会もありました。普段は聞けないお客様の声を直接聞くこともできました。セミナーでは、「すごいものを見た」と楽しそうなお客様をお見かけすることができました。そうした交流から多くの期待を感じました。日進製作所への期待、超高速ホーニング盤への期待、デマンドセンターへの期待。
このコラムを書いている今、配属6ヶ月を迎えようとしています。期待に応えらえるように、そしてその期待を超えていけるように、デマンドセンターの一員として、これからも皆様のお役に立てる情報をお届けし、さらなるモノづくりの発展に貢献いたします。
最後になりましたが、ブースにお立ち寄りいただきました皆様のおかげで、盛況のうちに最終日を迎えることができましたこと、心より感謝申し上げます。
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