産業機器メーカーW社 生産技術部
外注先の協力を得られず、混沌とした状況を救った加工機メーカーの提案力とは?
日進製作所のホーニング盤は、類似部品の加工への採用実績が豊富
同社の豊富な経験により最適な加工条件の提案が可能
ホーニング盤G50-MM1は、さまざまな形状・サイズ・条件に対応し、試作にも使用可能
同社で試作加工なども可能で、企業の内製化支援などにも積極的
S氏は、広範囲に情報収集を進めるため、工作機械の展示会を訪れました。展示品で最も目を引いたのが、日進製作所のホーニング盤G50-MM1でした。
早速、その担当者に話を聞いてみると、日進製作所はW社と類似した部品向けにホーニング盤を販売した実績が多数あることがわかりました。
「日進製作所自身が受託加工を行っているため、その会社の経験を生かした最適な加工条件(治具・ツール含む)のほか、さまざまなサイズや形状の部品加工に対応できるホーニング盤を提案してくれるというのも魅力的でしたね」(S氏)
さらに自社の課題について相談したS氏は、この担当者から同社の赤坂工場(京丹後市)で、実機やデモ加工の見学を提案され、メンバーと共に招待を受けました。
「実機やデモ加工の見学とテスト加工を行なった結果、G50-MM1はわれわれが希望していた試作に必要十分な加工性能を持っており、データ収集にも適していることを確認できました。同時に、日進製作所のメーカーとしての提案力や情報交換のしやすさなど、サポート力の高さも実感しました」(S氏)
すぐにこの情報を社内に持ち帰って検討した結果、G50-MM1の導入がスムーズに決定しました。同装置は、生産技術部でさまざまな試作試験に使われ、W社の加工技術習得とデータ収集に大いに貢献します。
この実績はW社内でも評価され、半年後には部品内製のための実生産ラインにも日進製作所のホーニング盤が導入されることになりました。
試作で培われたノウハウがいかされ、生産ラインも順調に立ち上がっています。
生産技術部での役目を終えた試作用加工機は、開発部に移管され、引き続き活用されることになりました。今後はW社の新製品の開発に役立つと期待されています。
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