産業機械向け部品メーカーB社 生産技術部
2個同時加工が可能な竪型ホーニング盤の導入で、加工時間は実質半分以下に!
日進製作所のホーニング盤は手作業による寸法調整が不要で熟練者でなくても加工可能
2軸機の導入により加工時間短縮、生産性も大幅に向上した
誰もが同じ精度で作業可能になり、技術伝承は不要になった
情報収集を進めていたO氏は、ちょうど営業に来ていた機器代理店の担当者から、他社の工場で好評だという日進製作所の竪型ホーニング盤の話を聞きつけます。
「この竪型ホーニング盤は、ワークをセットしてボタンを押すだけで、1サイクル自動加工が可能だと聞きました。その上、都度の寸法調整が不要なので、熟練者でなくても加工ができる装置とのことでした」(O氏)
この装置なら手作業を廃止でき、加工中の張り付き作業がなくなり、人の効率がよく、作業者の生産性を向上するとO氏の興味はさらに拡がります。また、困りごとがあれば、日進製作所の技術者がすぐに駆け付けてアドバイスしてくれるなど、サポート面の評価も良いという話でした。
O氏は早速、日進製作所に問い合わせて、現状の課題を相談し、後日、定量拡張(サイズ加工)2軸式ホーニング盤の提案をもらいました。
「提案にあった通り、日進製作所にワークを持ち込んで、加工精度を検証するテスト加工を行うことにしました。そこで想定以上に手のかからない設定や操作性を確認できたのです。本当にワークをセットし、スタートボタンを押すだけです」(O氏)
指定した穴径寸法が狙えたこと、定量拡張(サイズ加工)により、作業者の手作業による調整は不要でした。1個あたりの加工時間は約22%短縮、2軸機を導入した場合は2個同時に加工することで約60%短縮できる、という大幅な生産性向上も期待できました。
この結果に基づいてB社内で検討した結果、日進製作所の竪型ホーニング盤G25-MM2への切り替えが決定しました。
さらに日進製作所は、砥石も自社で生産しているため、機器周り全てをワンストップで対応してくれます。これなら加工精度で問題があった場合によく発生する、設備メーカーと砥石メーカー間の問題の切り分け、トラブルによる作業停止が回避できるのも魅力的でした。
装置導入後は内径仕上工程の作業負荷が軽減されました。誰もが同じ精度と加工時間で作業可能になり、品質面でも安定した加工精度を確保できたため、O氏たちも一安心です。そのうえ、生産性の向上を図ることもできました。
B社では今後さらなる増産対応と高齢化対応のため、他の工程に向けた追加導入も計画しています。
Copyright Nissin Manufacturing Co., Ltd. All Rights Reserved.