産業機械用部品メーカーT社 生産技術部

生産性向上のカギは、ボトルネックである「熟練工の腕に頼っているワンパスの1軸機2台!」

新型加工機への入れ替えで、180秒かかっていた加工時間がたった30秒に激変!

解決

解決のポイント

  • 手動調整が不要、かつボタン一つで安定した加工精度での生産が可能

  • 試験導入の検証で、加工時間が従来の6分の1に大幅短縮されることを確認

  • 加工機のアフターサポート

  • 代替加工機選定のカスタマーサポート

テスト加工が決め手に!使い勝手に優れた超高精度ホーニング盤の特長とは?

あるときN氏は、自社に出入りしている工具メーカーの営業担当者から、ワンパスに代わる内径仕上加工機としてのホーニング盤の存在を聞き、さらに日進製作所が、精密加工に最適な超高精度ホーニング盤を展開しているという評判を聞き付けました。そこで、すぐに問い合わせて詳しい話を聞くことにしました。

T社の課題をヒアリングした日進製作所の営業担当者は、その場で「定寸装置付き2軸機」をN氏に提案しました。

「提案された内容は、今の課題を解決できそうな機能が満載でした。この定寸装置付き2軸機は、手動加工調整が不要で、ワークをセットしてスタートボタンを押すだけで、安定した加工精度で生産が可能だというのです」(N氏)

とはいえ、N氏をはじめ生産技術部のメンバーからは、実際に現行品と同等の精度で加工ができるのか不安視する意見もありました。そこで日進製作所でテスト加工を行い、ホーニング加工の実力を評価することにしました。

テスト加工では、加工条件・砥石選定・加工精度調整などの一連の条件を、実際の生産時と同じに設定して、条件出しの時間や精度の安定性を評価することにしました。そしてテスト加工の結果、条件出しの容易さ、精度の安定性が実証されたのです。

この結果が評価され、T社ではまず同加工機を1台試験導入し、生産性向上の効果をさらに細かく検証することになりました。すると、加工時間は、30秒/個と大幅に短縮でき、生産性が6倍に向上したことが分かりました。

「問題視していた熟練工以外の作業員でも仕上げ加工が可能となり、人員配置の柔軟性が一気に上がりましたね。加工機に不具合が発生した際にも、すぐに日進製作所のサービス担当が対応してくれたのでとても安心です。また、直近で生産予定だった2機種目のワークについても、工具選定から加工条件設定までサポートいただきました」(N氏)

試験導入による効果が高く評価されたため、T社では複数台の追加導入を決定。これにより、生産工程のボトルネックは完全に解消され、生産計画を大幅に向上することができました。