輸送機用部品メーカーL社 製造部
目標とする品質と生産性の両面で実現した内径仕上加工機械とは?
ホーニング盤「G25-MM1」を使用することで、理想である真円度1μ以下、円筒度1.5μ以下の穴径精度が安定して確保可能になった
機内計測装置により熟練作業者の手動調整が不要となった
加工時間をさらに短縮できた
情報収集を進めていく中、製造部のメンバーは、グループ会社のある工場が「内径仕上工程に日進製作所のホーニング盤G25-MM1を採用した」という話を聞きつけ、すぐに見せてもらうことにしました。
現場で話を聞いてみると、日進製作所のホーニング盤はサーボ制御式メカ拡張による砥石張り出し機能を有しており、超精密制御でかつ定量・定圧加工が可能な為、安定した穴径精度が確保でき、また、採用したホーニング盤G25-MM1は機内計測装置を利用することによって自動で加工穴寸法調整が行えるホーニング盤であり、熟練作業者の手動調整が不要であるとのことでした。さらに基本的な操作はワークをセットし、スタートボタンを押すだけで安定した生産が可能であることもわかりました。それを目にしたメンバーはさっそく、日進製作所の担当者を紹介してもらい、相談を持ちかけることにしました。
「自社の課題について細かく相談した結果、日進製作所からは機内計測装置付1軸機による1回加工を提案されました。提案内容を社内で検討し、内径研磨加工及びワンパスホーニング加工を含めた内径仕上工程を行う機械を、日進製作所のホーニング盤G25-MM1に切り替えることを決定しました」(B氏)
さっそくG25-MM1を導入したところ、加工穴の定寸加工により穴径精度が向上し、真円度1μ以下および円筒度1.5μ以下が安定して確保できるようになりました。もともと限界としていた加工時間も20%短縮に成功。
L社ではこの日進製作所製のホーニング盤を導入したことで、理想としていた品質の担保と、事業目標として設定していた生産量の達成に成功。将来的には自動化についても期待できることがわかったため、今後、他工場への導入を進めていくことも決定しています。
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